ムスメと読んだ絵本、ワタシが読んだ本、そして子育てのコトを記録しています。
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灰色の虹
貫井 徳郎 (著)
江木雅文は、顔に大きな痣があることがコンプレックスで、性格は内向的、友人もいない。
勤め先では専務の目の敵にされ、嫌味を言われる毎日。
そんな彼には勤め先で出会った河本由梨恵という恋人ができ、今までにない幸せな毎日を送っていた。
ある日、専務から由梨恵を侮蔑した言葉を言われ、カッとなった江木は専務の胸倉をつかんでしまう。
その場は客の来訪ですぐに収まったが、その晩、専務が何者かに殺害されてしまう。
任意で事情聴取に応じた江木はそのまま逮捕、起訴、裁判で実刑6年の判決を受ける。
そして、現在。
江木の事件を担当した刑事、検事、裁判官、弁護士が次々と死亡。
その関係性に気付いた山名刑事が事件の真相を追う。
こうやって冤罪が生まれるのか、とドキュメンタリーを読んでいるような気分になりました。
任意の事情聴取って恐ろしい。
姿を見せないまま復讐の連続殺人をする江木。
その方法とは・・・
悲しくて、やるせない驚きの事件の真実。
こんな負の連鎖はあってほしくないと強く思いました。
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オーダーメイド殺人クラブ
辻村 深月 (著)
主人公はふたりの中学生、小林アンと徳川勝利。
美人でクラスでも目立つ存在のアン。
一方、女子からは昆虫系と呼ばれ、暗い徳川。
ふたりの接点は隣の席というだけ。
アンは、少年少女たちが起こした事件の記事をスクラップしている。
スクラップ記事を眺めながら、彼らよりもっと注目されるような事件を起こしたい、自らの命を持って今までになかったような事件を起こしたい、と切望している。
徳川がある日、河原でビニール袋を激しく蹴りつけているのをみかけたアン。
そのビニール袋をこっそりつかむと、血がしたたっていたことに気づく。
そのことをきっかけにアンは徳川に近づくことに。
「私を殺してくれない?」
この時期特有の思考、どうやら「中二病」と言うらしい、そして、その思考を自覚しながら内面に隠して生活を送るアン。
表向きのアンと、内面に隠れた思考を持つアン、そのギャップに苦んでいる様子が何とも生々しい。
事件を起こす日を決め、その事件の詳細をふたりで話し合うアンと徳川。
そこに芽生える何か。
爽やかなラストが良かった。

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